ノーベル賞 2009
気付いたらノーベル賞の時期だった。去年4人も日本人受賞者が出ていたが、今年は出なかったようで残念。というか、もう一年経ったのか…。去年に比べて、ぼけーっとしてると情報が入ってこないのも、やはり日本人が受賞してないせいか。
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バラク・フセイン・オバマ米大統領
驚いた。いや、確かにいいこと言ってるよ? でも、まだ言ってる段階だよ。大切なのは口に出してきたことを如何に実現するかでしょうよ? まだまだこれからなんじゃないかなぁ…。当のオバマ大統領だって、自分がまだ相応しい存在ではないことをちゃんと言ってる。少なくとも、そう世間から見られていることは分かっている。
最大の核保有国であるアメリカの大統領が「核のない世界を」と言ったことが凄いんだ!と言われても…それは有言実行して初めて「凄い」ことになるわけで。
平和賞というのは特殊で、「将来に対する期待度」も評価に入るらしい。だから後から振り返ると平和賞をもらったけど、特段たいしたことはしていない人もいたりする。平和賞はある意味、「期待度」という縛りをつけることでもあるのか。
チャールズ・カオ(中):光ファイバーによる長距離通信理論
ウィラード・ボイル(米)、ジョージ・スミス(米):CCDセンサーの開発
どちらもお世話になってます。IT系の受賞って久しい気がする。調べたら、その前は2000年(ジャック・ギルビー:ICの開発)だった。CCDはCharge Coupled Device(電荷結合素子) の略だってさ。
ベンカトラマン・ラマクリシュナン(英)、トーマス・スタイツ(米)、アダ・ヨナット(イスラエル):リボソームの立体構造と機能の解明
リボソーム…細胞の中にある、なんか。何をしてたのかは忘れた。生物、学習し直したいなー。
エリザベス・ブラックバーン(米)、キャロル・グレイダー(米)、ジャック・ゾスタック(米):染色体末端部「テロメア」の細胞のがん化や老化にかかわる仕組みの解明
「テロメア」。SFなんかで、クローン人間の老化が早いのも、このテロメアが短いってことで説明してたりする。正しいのかはイマイチ分からないけど。実際、クローン羊のドリーはテロメアが短かったらしい。
中学校のとき、教科書かテレビで「細胞分裂は50回くらいが限度」ということを知った。要するに細胞分裂は無限には行えないと。それを知ったとき、「え!? そんなんじゃ生物なんてとっくに絶滅してるじゃん!」と思ったのを覚えている。細胞分裂の回数を限定しているのがテロメアであること(分裂の度に短くなる)、生殖細胞には分裂時にテロメアを補う酵素(テロメラーゼ)があることを知ったのは、大学に入ってからだ。
難しいことは知らないが、そんな思い出。
ヘルタ・ミュラー氏(独)
まったく知りませんでした。ドイツ作家の本って・・・ヘルマン・ヘッセくらいかな、読んだことあるの。そのうち、その辺の本屋でも出るかな?
村上春樹は今年も文学賞取れなかったね。本屋さんは随分期待していたとか、いないとか。でも、日本人にとってノーベル文学賞って、あんまり意味無いんじゃないかなぁ。とりあえず、ぼくには意味がない。大江健三郎も読んだことない。
余談ですが、初めて読んだ村上春樹作品は「ダンス・ダンス・ダンス」で、今でも春樹作品の中でトップクラスに好きです。
エリナー・オストロム(米)、オリバー・E・ウィリアムソン(米):経済ガバナンスについて分析
そもそも経済学賞という存在を知らなかった。本当にすみません。