仮想私事の原理式

この世はワタクシゴトのからみ合い

ガードレールの金属片



 最近、ガードレールに金属片が取り付けられているのが事件になってます。

 全国に渡る広範囲で同じようなことが起こっている。ネットを媒介とした若者集団の犯罪か!?とニュースのコメンテーターが言ったりしてましたが。確かに、ネット上で広がったというのはあり得る話だし、もしそうなら、かなり悪質なイタズラだと思います。実際、このニュースのマネをするような輩もいるかもしれません。


 が、どうも腑に落ちない。イタズラでやるにしては、面白く無さ過ぎる(直感)。

 自分も、毎週決まったコースを走る暴走族に対して、「あのコースの首の辺りにピアノ線とか張っといたら…」と想像したこともありますが(想像だけです。 やるなよ!)、それに対して今回のガードレール金属片は、無差別攻撃であって一片の可愛気もない。こういうことを日本全国でやる人が、そんなにいるのだろうか? …いるかもしれないけど、今までの自分の記憶では、ここまでは広がらないと感じる。

 そもそも気になるのが、金属片は皆一様に錆びていること。つまり付けられてからそれなりの時間が経過していると。ごく近い過去に一斉に取り付けられたわけではなかろうと。新聞では「ガードレールにこすった車の一部が剥がれたもの」なんてことも書いてあったりしましたが、なんといっても数が半端ではない。それに、そんな都合よく剥がれて挟まるものなのか? まだガードレールに擦ったことがないので、よく解らんのです。

 などなど、首を捻っていたら。新説を教えてもらいました。

「広告用のノボリ等を取り付けるために使う金具」

 あの金具の一方をガードレールの隙間とかに差し込んで、もう一方を折り曲げてノボリの竿を挟んで固定するわけですな。
 ところによっては縦に2箇所付いてるところもあること。一様に錆びていること。全国的に分布してること。ああいう形(細長い三角形)をしていること。
 
 以上のコトを全て説明できる。 もう、大納得ですよ、ええ。もー自分の中では、これがファイナルアンサーです。説明画像付きだったので、百聞は一見にしかず(実物見たわけじゃないから、これを使うのはおかしいが)。

 ただ、疑問はやはり残っているわけで。
 まず、形状の説明は出来るかもしれないが、それにしては形が不ぞろいすぎる。
 それに、このノボリって、ずいぶん前からあるわけでしょう? なんで、今まで誰も気にしなかったんですかね? だれもケガをしなかったんでしょうか?
 
 今まで事故が起きなかったからか、今までは紐とかテープで固定していたのを、ここ一年位から金属片で固定するようになったので、まだ人々に知られてなかったとか。そもそも目立ってなかったとか(広告の意味なし)。

 というか、まだノボリ固定されてるものもあるんじゃないでしょうか? それとも全国のノボリが一斉撤去されたとか?
 もしノボリが残ってたら、あれだけガードレールを調査してるのだから、それに気づかないのはおかしいだろう……やはり、違うのか? それとも広告企業からの圧力で公表されてないとか?

おっかないなぁ…ここにまで圧力がかかってきたらどうしよう…

…ないか。

追記1:
後日解ったが、自分が見た画像はどうやら合成らしい…やられた。

追記2:
あの金属片は、「ガードレールにこすった車の一部が剥がれたもの」が正解だったらしい。
つーか、ガードレールに擦る奴が多いのか…