仮想私事の原理式

この世はワタクシゴトのからみ合い

「去るものは追わず」の資格

 風邪をひいてネガティブ思考になっているせいなのか知らないが(いつも大体ネガティブだし)、ふと、自分の交友の基本姿勢というものについて
「来る者は拒まず、去る者は追わず」タイプかと思いついた。
 自分は結構、わけ隔てなく、誰とでも付き合うタイプだと思う(自分から行かないだけ)。誰にでも腹を見せるかというわけではないが、間抜けなので、気がつくと、腹を見られてたする(出っ張ってるとかいう意味ではなく。出っ張ってますがw)。
 しかし、機知やサービス精神はあまり無い方なので、これといった交友関係の拡がりは見られない。昔は、知らない子にでも声を掛けて、一緒に遊ぶような奴だったのだが、そういう積極性は小学校の体育館裏あたりに置いてきたようだ。

 「来る者は拒まず、去る者は追わず」という、聞き様によっては、傲慢とも受け取れるその姿勢は、基本的に人望や魅力から、その人のもとに他者が集まってくる、そういったカリスマ的要素を持った人こそに許される(?)姿勢であって、自分のようなタイプの人間がそういう姿勢を取るのはいかがなもんか?と思わないでもない。
 まぁ、それに見合った人間関係が形成されるだけなので、自業自得というか、望んだようにしかならないというか。幸いにも、自分には声を掛けてくれる友達がいるので、一人ぼっちという状況にはならずに済んでいるようです。友人達には心から感謝しています。

 しかし、たまに所在無く感じることもあって、「ここって、おれが居なくても構わないところだよなぁ……」とか思って一人へこんでたりする。なんというか、ホームのないチームみたいな気分。最近までホームジム(?)のなかった魔裟斗の心境もこんなか?
 いまさらながら思うのは、そこは「自分がいなくてもいいところ」ではあるけど、「自分がいてもいいところ」でもあると考えられることが大事なのかもしれない。

彼女でも出来れば、こういう思いもなくなるんだろうか?
(問題は「こういう男に彼女ができるのか」というところなんだけど)