仮想私事の原理式

この世はワタクシゴトのからみ合い

小林少女

 小林少女を初めて見たけど、開始早々に、主人公(柴咲コウ)の祖父役(死んだ師範。写真登場のみ)が

トミノ御大だったことに一番ウケた。


 なにしてんですか御大w つーか依頼したの誰だw

 基本的に、小林少女は僕にとって、それだけの映画だった。


 「腕は肩甲骨から生えていると意識して」っていうのは良いこと言ったね。 空手も一緒だからね。
 よく「空手の突きは肩を出さない」って言ってる人がいるけど、あれは誤解を生むんじゃないかなと思う。「肩を出す」がどういう状態なのか、実はイマイチ分かってないけんだど、「肩(肩甲骨)を入れる」っていうのは空手(首里手系)の突きには必要なはず。突きに体重を乗せる意味でも、突きの根元を正中線に付ける方が良い。那覇手系だと突き方が違うから、「出さない」になるかもしれないけど。

 とかく今の空手は嘘だらけだ。皆、ろくに空手の理念も考えずに、適当な雰囲気だけで言っている。まぁ、自分も怪しいところだけどw
 でも伝統もフルコンも、結局は空手の名前が使いたいだけで、空手の最初の理念なんかを追求してるところなんて、ほとんど無い。追求したところで、それによって自分が今まで何も考えずに盲目的にやってきたカラテを、いまさら「空手から外れたものだ」と認められないんだろうし。結局追求してるのは自分らのニーズに合うカラテを作ることだけだもんね。それを今度は「進化」とか聞こえのよい言葉で飾って、なんとか自己否定を免れようとしている奴がいるんだから笑わせる。先祖を勘違いしてなきゃいいんだけどね。