仮想私事の原理式

この世はワタクシゴトのからみ合い

平服


 元バイト仲間と飲んできました。
 しかも幹事でした。いつも、そういう仕事を避けてきたんですが、とうとう任命されてしまいました。
 まぁ、店探して、予約取っただけなんだが。「冬と言ったら鍋だろう」と(暦上はまだ一応秋だが)キムチ鍋にしました。

 今回の飲み会は、メンバーの1人の教員採用試験合格&結婚のお祝い。
 この飲みのメンバー4人中、男は自分一人なので、女性陣3人で結婚についての話が展開されていくわけです。式場の予約の話とか、招待客の選別とか、ドレスの話とか、新居の話とか。やっぱり女性陣は、こういう話に興味あるんですかね(もしかしたら、自分が疎すぎるだけ?)。いろいろと話に花が咲いている中、1人ぽかーん。ぱっと見、穏やかな笑顔で3人を見ながら固まっていました。今のところ、縁遠い話なので。
 
 まぁ、女性同士の話っていうのも、はたで聞いてると面白い。女の人って結構シビアというか現実的というか。結婚や将来を見据えて着々と人生の計画を立ててたりする。聞いていると、段々、ちょっとずつ、ペコペコと凹んできたりする。

 なんというか、このメンバーだと、正直自分は「男性」と観られていないようで、普通、彼氏でもない男がいるところではしないような話も、けっこう為されているらしい。
 確かに、自分の持つ一般的女性イメージでは、女の人は男の前で、あんまりバストサイズが落ちたとか、バストアップの話はしないわな…。そういや昔「○○さん(僕)は安パイだから」って言われたなぁ…。一体、どのハイだろうか。できれば字ハイがいいなぁと思う。存在感あるし。しかし、仮に字ハイだったとしても、「白」だったりするような気がするなぁ(遠い目)。


* * * * * 


 そういえば、その人の結婚式に際して、私にも初めて結婚式の招待葉書が来ました(2次会だけど)。
 知り合いの多い人なので、どの人を呼ぶか、決定するのが大変だったらしい。それに呼ばれたんだから、光栄なことである。
 
 それはさておき、2次会なので、「平服でお越しください」とある。


 ……「平服」って、どこからどこまでが平服なんでしょうか?


 平服というくらいだから、「平常時の服装」と判断して良いのか? しかし、あれだぞ、2次会とは言え、結婚式だぞ? ちゃんとしたホテルで、立食パーティーで、130人くらい来るらしいぞ? そんなところに、僕というファッションに対する意識を意識的に破棄してる輩が、「平常時の服装」などで行っても良いものなのか?

 解らなくなったので、主催者当人に「平服って、どこまでが平服なの?」と聞いてみました。

 そしたら、

主:「スーツとか、普通の服装で」

僕:「……(自分の服を示しながら)普通の服装?」

主:「……それはダメです」

僕:「でもおれ、スーツなんて普段着てないし…」

主:「ダメ」

僕:「なるほど…平服ってスーツとかのことだったのか…」

主:「要するに凄いドレスとかタキシードとかじゃなくていいってことだけど…
  ○○さん(僕)は平服だと思うところから、さらに少し張り切って来てください」



 なんとなく、びびってきたので、参加辞退しようかと一瞬思いました。