仮想私事の原理式

この世はワタクシゴトのからみ合い

Z観て来ました。

 ある学会の講演会(発表会)に行ってきました。発表はせず、聴くだけ。
 なかなか面白い、興味をそそられる内容の発表がある反面、自分が後々やってみたいなぁと思ってたことが自分のレベルを超えて為されて発表されていると、結構へこみます。研究って早いもん勝ちなのね、ということを再確認せずにはいられません。まぁ、早くやったとしても、レベルの問題があるけど…。なんていうか、下地が弱すぎるんだよなぁ…。
 東大生って、やっぱり頭いいのね。

 * * * * *

 ついでに、Zガンダム劇場版「星を継ぐ者」を観て来てしまいました。
 平日の3時くらいだし、そんなに混まないだろうと思ったら、席はほぼ埋まってました。小学生らしいのから、スーツ着た人まで様々。

あんたら、学校とか会社とかその他もろもろはどうした!?


…おれもか。何やってのよ、おれ。


印象は「忙しい」

 13話分を1時間45分くらいにまとめるので、話の展開もかなり早くなっており、結構な忙しさでした。ちょっと前の方に座ってしまったせいもあるのか、かなり目まぐるしい。
 あと、BGMも忙しい。一緒に観た人はそうでもないと言いましたが、自分は、BGMがコロコロと変わりすぎだと思います。場面場面について、原作と同じBGMを使ったのかもしれませんが、場面の継ぎ方を変えてるのだから、BGMも無理に原作に合わせずに、無音とかを使っても良かったのではないかと(偉そうだなぁ、おい)。

 ストーリーには静と動の部分が必要で、ストーリーを成り立たせるには静の部分もかなり重要だと思うのですが、そういう意味では静の部分が少な過ぎたんじゃないかと思います。一応、原作(?)を知ってるので、脳内補完ができますが、初見の人にはかなりキツイのではないかな(…もしや、元ネタを知ってる奴しか来ないのだろうか?)。

新作カットは素晴らしい

 と、悪い印象を先に書きましたが、ストーリーの短縮の仕方(再構築?)は、こういうのもアリかと思えて自分としては結構好きです。それにあわせて、セリフも所々変わっていますが、OKです。
 また旧作カットと新作カットが繋ぎ合わせて使われているのですが、それについて事前に心の準備が出来ていたので、それほど抵抗はなかったです。富野監督にも思うところがあるようですし。ただ、違いはあからさまに解るので、違和感を抱かないのは無理だと思います。

 なんにせよ、新作カットは凄かった! 感動しました。「20年経つと、ここまで変わるのか!」作画レベルの向上を思い知れます。「圧倒的ではないか!」と言っていいと思います。ギャルっぽいお姉さん(年下か?)達も、タバコふかしながら感嘆していました。(自分は、お姉さんがZを観に来て感想を語り合ってる姿に感嘆しました)


 総合的には面白かったです。75点くらい。欲をいえば、もうちょっと時間を長くして(2時間くらい)、戦闘シーン以外の静の部分を増やしてくれればなぁと思います。いやぁ、久々にガノタらしいことをして、満足です。